移動(一括)(MOVB)
【機能】
アイテムを一括移動する
【コマンド概要】
- 対象アイテムの指示方法には[領域指定]、”アクト指示”、”クラス指示”、”グループ指示”、”アイテム指示”があります。
- コマンドの内部処理でアクティブリストを使用しているため、コマンドの実行前に登録したアクティブリストはクリアされます。
- 移動対象アイテムはアクティブリストに登録されます。
【オプションメニュー】
- 対象アイテムの指示には以下のオプションメニューがあります。
- [ 追 加 ]移動対象アイテムに追加します。
- [ 外 す ]移動対象アイテムから除外します。
- [ 確 認 ]移動対象アイテムをカラー表示します。
-
- 移動には以下のオプションメニューがあります。
- [ 移 動 ]⇔[ 複 写 ]アイテムを移動させるか、複写させるかを変更します。
- [ 確 認 ]移動対象アイテムをカラー表示します。
-
- [確認]のカラーはシステムミスクの[指示モード]アクティブリスト中のアイテムの確認カラー番号に従います。(設定なし=1)
- 線分で始点または終点のみ対象なら[アイテムの指示マーク]の設定に従いマーク表示します。
- 回転の中心点、拡大/縮小の原点が設定されていれば、丸点表示します。
【オプションメニューの説明】

【オペレーション例】
1. 対象アイテムを指示してから移動量を指定して、アイテムを任意方向に移動します。
- 移動量は2仮想点指示で、2点間のベクトルが移動量になります。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 移動量 GP GP# <3> <4>

2. 移動量を指定して、アイテムを水平移動します。
- 移動量は2仮想点指示または数値入力で、2仮想点指示の場合は2点間の水平ベクトルが移動量になり、数値入力の場合は入力値が水平移動量になります。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 移動量 GP GP# <3> <4>

3. 移動量を指定して、アイテムを垂直移動します。
- 移動量は2仮想点指示または数値入力で、2仮想点指示の場合は2点間の垂直ベクトルが移動量になり、数値入力の場合は入力値が垂直移動量になります。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 移動量 GP GP# <3> <4>

4. 基準軸(基準面)を指定して、アイテムを反転移動します。
- アイテム指示または2仮想点、3仮想点入力で基準軸または基準面を決定します。アイテム指示の場合はそのアイテムが基準軸になり、2仮想点入力の場合はその入力点が基準軸になり、3仮想点入力の場合はその入力点が基準面になります。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 反転軸または反転面 GP/ID# <3>

5. 中心点(中心軸)と角度を指定して、アイテムを回転移動します。
- 中心点指示と数値入力、または中心点と始終点入力の場合、中心点と角度になり、中心軸を示す2点と数値入力の場合、中心軸と角度になります。
- [中心点変更]を指示した場合に中心点の入力を行います。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 回転の中心点または中心軸、角度[ GP GP GP ]# <3> 30 C/R

6. 原点とスケールを指定して、アイテムを拡大・縮小します。
- 原点指示と数値入力でスケールの入力を行います。
- [原点変更]を指示した場合に原点の入力を行います。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加する領域 GP# <2> C/C
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 原点GP# <3>
- スケール * 0.7 C/R

7. 方向ベクトルと移動量を指定して、アイテムを移動します。
- 方向ベクトルが未定義の場合、または[ベクトル変更]を指示した場合に方向ベクトルの入力を行います。
- ベクトル方向は2仮想点指示で、2点間のベクトルが方向ベクトルになります。
- 数値入力で移動量の入力を行います。
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# <1>
- 編集対象に追加するアイテムまたは領域 GP/ID# C/C
- 方向ベクトル GP GP# <2> <3>
- 移動量 * 50 C/R
